【一級建築士製図試験】記述対策はAIで十分?現役講師の無料プロンプト公開

コストをかけずに記述対策ってできるの?
私は受験生当時、具体的な記述対策がわからず、ひたすら答案例を暗記していました。
答案例もオーソドックスなものばかりなので、実力がついているか分からず不安な気持ちは消えませんでした。
結論、AIは記述対策に活用できます。
この記事では、課題名を入れるだけで
- 想定問題
- 解答例
- 使うべきキーワード
を出力してくれるAIプロンプトを、コピペで使える形で全文公開します。
さらに、令和8年課題『ホテル』を使って実際に出力した例と、「正しい使い方3ルール」を伝えます。
記述対策として、AIを活用し効率よく勉強を進めてください。

この記事をブックマーク★しておくと便利だよ
【大前提】記述は「手を抜いていい」わけではない

私は「記述はAIに任せて手を抜く」とは言いたい訳ではありません。
弱点克服のためのツールとして、効果的にAIを活用してほしいのです。
記述は図面の整合性が重要
設計製図の試験は「図面+記述」のセットで採点されます。
重要なのは、記述が単独で採点されるのではなく、図面との整合性まで見られるという点です。
記述で「南側に庇を設けて日射を制御した」と書いたのに、図面の南面に庇がなければ、採点者には「理解せずに暗記した文章を貼り付けただけ」と伝わってしまいます。
記述は、あなたが計画を「理解して描いたか」を証明するパートです。
ここを軽視して合格した受験生を、私は見たことがありません。
「暗記量で勝負」では限界がくる
記述対策の実態はどうかというと、多くの受験生が解答例をひたすら書き写して暗記しています。
私も受験生時代にやりました。
伝えたいことは「暗記作業だけではなく知見も広げよう」ということです。
例えとして、令和6年「大学」の記述1問目に『建築物の教材化』が出題されました。
1問目から面食らってしまい、いつもより記述に時間がかかったことを今でも覚えています。
この問題は暗記だけでは決して書けない内容です。
特に7月の学科試験を終えてから製図に切り替える方は、本試験まで実質2か月半ほどしかありません。
その短い期間で、作図スピード・エスキス・記述の3つを同時に仕上げる必要があります。
だからこそ「どこに時間をかけるかの設計」が合否を分けます。
解答のバリエーションを増やすのに、AIは相性が良いです。
素材づくりはAIで効率化して、浮いた時間を合否を分けるエスキスや作図練習に使うことをおすすめします。

最近はAIを勉強に活用している人が増えた印象だよ
知見を広げるためのおすすめ書籍「建築設計資料」▽
コピペで使える「記述対策プロンプト」全文

プロンプト本体です。
ChatGPT・Claude・Geminiのどれでも、無料版で動くように汎用的に作ってあります。
下の文章をそのままコピーして、AIのチャット欄に貼り付けてください▽
あなたは一級建築士「設計製図の試験」の記述(計画の要点等)対策を専門とする講師です。
受験生が効率的に記述対策を進められるよう、以下の課題について想定問題と解答例を作成してください。
# 今年の課題
「ホテル」
# 作成するもの
以下の頻出カテゴリごとに、本試験で出題されそうな想定問題を1問ずつ作り、それぞれに解答例を付けてください。
1. 建築計画(配置計画・平面計画の工夫)
2. ゾーニング・動線計画
3. 環境負荷低減(省エネルギー・自然エネルギーの利用)
4. 構造計画
5. 設備計画(空調・給排水・電気など)
6. 防災・安全・バリアフリー
# 出力形式(カテゴリごとに以下を繰り返す)
【カテゴリ名】
想定問題:本試験の記述問題らしい問い方で1問
解答例:200字程度。「〜とした。」の文体で、主語→理由→結論の順に書く
キーワード:解答に使うべき専門用語を3〜5個
# 必ず守ること
– この課題(用途)ならではの利用者層・空間の特性を解答に反映すること
– 法規の数値や設備の仕様値は断定せず、「〜程度(要確認)」と付記すること
– 解答例は一般的な計画の考え方として書き、実在の試験問題の文章は再現しないこと
使い方は3ステップ
- 上のプロンプトをコピーする
- AIに貼り付けて送信する
- 出力された想定問題を「自分ならどう答えるか」を一度考えてから、解答例と見比べる
3番が重要です。
解答例をいきなり読むのではなく、まず自分で答えを組み立ててみてください。
なお、無料版のAIだと長い出力が途中で切れることがあります。
その場合は「続けてください」と送れば残りが出てきます。
また、AIの回答は同じプロンプトでも毎回少しずつ変わりますが、それで問題ありません。
むしろ複数回出力して表現のバリエーションを集めるのがおすすめです。
【実演】令和8年課題「ホテル」で実際に出力してみた

「プロンプトだけ渡されても、どんなものが出てくるか分からない」
という方のために、令和8年の課題「ホテル」で実際に出力した例を載せます。
AIが使えない環境の方も、ここを読むだけで記述対策の素材として使えるはずです。
なお、以下は私がAIに出力させたものをベースに、講師目線で明らかに不自然な部分を整えたものです。
想定問題はあくまで「出そうな問い」であって、実際の本試験問題の引用ではありません。
【出力例1】建築計画(配置計画・平面計画の工夫)
キーワード:車寄せ/明快なアプローチ/中廊下型/プライバシー/眺望
【出力例2】ゾーニング・動線計画
キーワード:階別ゾーニング/動線分離/サービス用EV/バックヤード/フロント
【出力例3】環境負荷低減
キーワード:個別制御/自然採光/自然通風/日射遮蔽/太陽光発電
【出力例4】構造計画
キーワード:均等スパン/整形なラーメン構造/客室モジュール/偏心の抑制
【出力例5】設備計画
キーワード:ファンコイルユニット方式/変風量単一ダクト方式/個別制御/外気処理
【出力例6】防災・バリアフリー・安全
キーワード:二方向避難/竪穴区画/直通階段/車椅子使用者用客室

文章の構成は「主語→理由→結論」にしているよ
おすすめの「深掘りプロンプト」

一発出力で終わらせるのはもったいないです。
最初の出力に続けて追加の指示を送ると、素材の質がぐっと上がります。
最初の出力の直後に、そのまま送るだけで使えます▽
環境負荷低減の解答例を、別の切り口でもう2パターン書いてください
同じ問いに対する答え方を複数ストックしておくと、本試験当日に「自分の図面と整合する方」を選んで書けます。
出てきたキーワード帳を通勤・通学の隙間時間に眺めるだけでも効果があります。
キーワードが頭に入っているだけで、記述が書きやすくなることを実感するはずです。
製図講師として守ってほしい「使い方3ルール」

プロンプト自体は正直、誰でも作れます。
差がつくのは使い方です。
私が守ってもらいたい3つのルールです。
【ルール1】数値・法規は、必ず自分の教材で裏を取る
繰り返しになりますが、これが最優先ルールです。
AIは文章の型を作るのは得意ですが、法規の数値や設備仕様は平気で間違えます。
しかも困ったことに、間違いほど自信満々に断定してきます。
だから、出力に数値が含まれていたら「その数値はいったん保留」にしてください。
裏取りの手順は簡単で、法令集と資格学校のテキスト(独学の方は市販の記述対策テキスト)で該当箇所を引くだけです。
この「引き直す」作業自体が法規の復習になるので、時間の無駄にはなりません。
上のプロンプトに「数値は断定せず要確認と付記する」という指示を入れてあるのも、このルールを機械側にも守らせるためです。
【ルール2】解答例は丸暗記せず、「自分の言葉」に直す
AIの解答例をそのまま暗記するのは、おすすめしません。
採点者が見ているのは「きれいな文章」ではなく「この受験生は自分の計画を理解しているか」です。
具体的には、解答例を読んだら一度閉じて、自分の計画(自分のエスキス)を思い浮かべながら、白紙に自分の言葉で書き直してみてください。
自分の言葉で再構成できた知識だけが、本試験の緊張状態でも出てきます。
丸暗記した文章は、問題文の切り口が少し変わっただけで使えなくなります。
【ルール3】記述と図面の整合を、最後に必ずチェックする
本試験では、記述だけが独立して読まれるわけではありません。
「直通階段を両端にバランスよく配置した」と書くなら、実際にそう配置されていること。
この整合が取れて初めて、記述は得点になります。
練習の段階から、エスキスと記述をセットで振り返る習慣をつけてください。
「記述は図面の説明書」だからです。
記述対策もエスキスも重要

ここまでの方法で、記述対策にかかる時間とお金はかなり圧縮できるはずです。
浮いた時間はエスキスに回してください。
製図試験の合否は、突き詰めればエスキスで決まります。
どれだけ正確な記述を暗記していても、エスキスがまとまらなければ図面ごと崩壊します。
私は資格学校に通いながら、エスキスだけは自分で重要なポイントを押さえ、最終的に2時間以内で終えられるようになりました。
そして、その2時間で終える手順を最初から最後までまとめたものが、「2時間エスキス法」です。
記述対策にコストをかけるなら、記述はこの記事のプロンプトで済ませて、その一部をエスキスに回すほうが、合格への投資効率ははるかに高いと思っています。
有料ですが、興味があればこちらの記事も参考にしてみてください▽

【まとめ】試験勉強にAIも活用しよう

令和8年の課題は「ホテル」ですね。
率直に難しそうな課題だと感じました。
記述対策は今日からスタートできるので、ぜひプロンプトを活用してみてください。
コストを抑えて再現性の高い勉強法で合格を掴み取りましょう。
あなたの挑戦を応援しています。



